江戸時代

江戸時代と東京の地図など

江戸時代と東京の地図など


伊能忠敬の日本地図

伊能忠敬は下総国(元千葉県佐原市)の商人で、名主でした。


50歳で家をゆずり、西洋の天文学や測量学などの勉強を始めました。


56歳から72歳までの間に、日本全国約4万kmを測量して、正確な日本地図を作りました。


現在のような測量器具はありませんから、苦心していろいろな道具を作りました。以下はそんな道具の一例です。



くさり……約30cm(たぶん1尺だと思われる。というのも1尺は30.3cmなので)の鉄棒を10本つないで距離を測った。


量程車……箱のようなものに車をつけ、車の回転で距離をはかる道具。車の周の長さが分かっていれば、何回転したかで距離を出すことができる。車を使った距離の測り方自体は古代エジプト時代から行われていた方法。


象限儀……車輪の一部を中心角90度くらいで切り取ったもので、これで星の高さを測った。星の高さを測ることで、緯度が計測できる。


彎か羅鍼(わんからしん)……方位をはかる道具



測量で使われた道具は、当時としてはかなり進んだもので、それも苦心して制作したものでした。


測量に際しては、沿道の諸藩から大勢の手伝いが出されました。幕府としても一大事業だったわけです。


そうやって作られた日本地図は現在の地図とほとんど変わらないほど正確でした。


伊能忠敬旧宅(マーク1)と伊能忠敬記念館(マーク2)


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